🕯️「気のせい」なゆらぎを、お灸でそっと整えて。

数値や画像には映らない、でも確かにそこにある「気のせい」な揺らぎ。
東洋医学という、少し不思議でやさしいレンズを覗きながら、日々の澱(おり)をほどき、心を満たして歩んでいくための静かな備忘録です。

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【mRNAテクノロジーの過信とお灸】「夢の薬」に身を委ねる前に。身体をハックする時代の違和感と、命の主導権を取り戻す養生。

日常の澱を解く

【引用・トピックス】 「米製薬会社モデルナなどが開発中の『mRNAがんワクチン』において、皮膚がんの一種(メラノーマ)の再発・転移抑制や死亡リスク約50%減少が報告され、『がん治療を画期的に変える夢の薬』として期待を集めている」(出典:週プレNEWS『「mRNAがんワクチン」は夢の薬になるのか?』)


「死亡リスクが50%下がった」「がんを克服する夢の薬ができるかもしれない」——。

ニュースの画面に躍る希望に満ちた数字や見出しを目にしたとき、多くの方は「医療の進歩は素晴らしい」「これで救われる人が増える」と期待を抱くかもしれません。

ですが、臨床の現場に立って20年。日々、過緊張や原因不明の不調で固まった患者さんの身体に触れ続けている私の胸の中に去来したのは、単なる期待や賞賛ではありませんでした。

それは、「私たちはいつから、自分自身の身体を最新テクノロジーの『実験台』として丸投げするようになってしまったのだろうか」という、言葉にならない深い違和感と恐ろしさです。

公表される数字の陰に隠された、声なき無念

コロナ禍において、世界中で未知のmRNAワクチンが怒涛の勢いで導入されました。感染拡大を防ぐための切り札として謳われ、多くの人々が疑問を挟む余地もないまま腕を差し出しました。

けれど、その裏で一体何が起きていたでしょうか。

ワクチン接種の直後、あるいはしばらく経った後に、原因も分からないまま突然死を遂げた人々。
原因不明の激しい倦怠感や自律神経の崩壊に苦しみ続けている人々。

私の身近な大切な存在もまた、ワクチン接種後に原因不明の突然死という形で、あまりにも理不尽に命を奪われました。

直接的な因果関係は「不明」とされるか、統計の数字の端数として片付けられてしまう。公表されている「副反応疑い」の事例など氷山の一角であり、声も上げられぬまま闇に葬られた無念な命が、どれほどたくさん存在していることでしょうか。

「ガンが予防できる」「リスクが下がる」という魅力的な謳い文句の影で、身体の奥深く(遺伝子レベルの伝達物質)へと介入するテクノロジーが、私たちの生命の秩序にどんな余計な歪みをもたらすのか。全貌すら分かっていない技術に身を委ねることの恐ろしさを、私たちはすでに痛烈な形で体験しているはずなのです。

身体はハックできる機械ではない

科学技術は「一つの病気(邪気)」をターゲットにして、それをピンポイントで排除する技術に優れています。

仮に、このmRNAがんワクチンによって、特定のがん細胞の再発が抑えられたとしましょう。けれど、人間の身体は独立したパーツの集まり(機械)ではありません。

複雑に絡み合い、巡り合いながら命を維持している「ひとつの庭(生き物)」です。

特定のがんを抑え込むために強力な技術で体内システムを書き換えた結果、全体の調律(正気)が崩れ、数年後にがんよりも遥かに恐ろしく解明不能な病気や突然死が引き起こされる可能性を、誰が否定できるでしょうか。

東洋医学には「正気内に存すれば、邪干すこと能わず」という根本の教えがあります。

命を守るのは、外から投入される「魔法の注射」ではなく、自分自身の内側に満ちているエネルギー(正気)の力です。

外側の最新テクノロジーに全幅の信頼を寄せ、自分の身体の管理を丸投げしてしまう姿勢(ハック)こそが、自律神経の警戒アラームを狂わせ、身体の本来持っている防御バリアを弱らせてしまう最大の「日常の澱(おり)」だと私は感じています。

「魔法の薬」に頼る前に、命の主導権を取り戻す

「これさえ打てば安心」「最新の技術が命を救ってくれる」という言葉は、一見すると救いのように思えます。

けれど、自分の身体の主導権を外部のテクノロジーに手渡してしまった瞬間、私たちは常に新しい病気や感染症のニュースに怯え、次に開発される薬に依存し続ける「終わらない恐怖のループ」に囚われてしまいます。

もし今、画面の中の最新医療ニュースを見て「早く実用化されないか」「かかったらどうしよう」と不安に心を強張らせているなら。

どうぞ一度、その画面を閉じてみてください。

私たちが今すぐやるべきことは、まだ見ぬ魔法の薬に希望を託すことでも、実験台になる恐怖に震えることでもありません。

今夜、自分の手で足を撫で、温かいお茶を飲み、冷えた足元にお灸(お守りの火)を灯してあげること。

のぼせ上がった頭から気をスッと足元へ降ろし、深く呼吸を吐き出して、身体の底から「正気」を満たしてあげること。

これこそが、他人の作ったルールや未知の技術にハックされず、自分の命の主導権を自分の手に取り戻すための、最も力強く確かな「生きる知恵(養生)」なのです。


色々なことがある毎日。頭や心に「澱(おり)」が溜まりそうな夜は、自分で自分の「気」を調律してあげるのが、一番やさしい解決策かもしれません。

日々を養生する
伝統的な東洋医学に基づき、現役鍼灸師が実践する「養生」の記録。お灸や眠り、心の整え方など、数値に頼らず自分の「心地よさ」を取り戻すためのセルフケアと思索の跡。

私が毎晩、布団に入る前に実践している、お灸や呼吸といった、数値を追わない「小さな養生の知恵」をこちらに置いておきます。

とふ

臨床20年。鍼灸師の目線で、世の中をふんわりと眺めています。
日常のあれこれも、結局は「全部、気のせい(気の状態)」。 そんな風に感じたこと、見つけたことを、気ままに書き留めておく備忘録です。

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