🕯️「気のせい」なゆらぎを、お灸でそっと整えて。

数値や画像には映らない、でも確かにそこにある「気のせい」な揺らぎ。
東洋医学という、少し不思議でやさしいレンズを覗きながら、日々の澱(おり)をほどき、心を満たして歩んでいくための静かな備忘録です。

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【日陰のパキラ】パキラの日当たりが悪くなってしまいました。

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これまで当院で育てているパキラは陽当り良好で、すくすくと育っていたのですが…。
とある年に、これまで畑だった所にアパート建設が始まり状況は一変します…!
一日を通してほとんど日陰の状態になってしまいました…。

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陽当たり良好だった部屋に、突然差し込んできた「影」

朝、カーテンを開けても、これまでのように温かい太陽の光が部屋に差し込んでこない。

お部屋の周囲の環境が変わり、一日を通して光が入らない「日陰」の時間が増えてしまった時、私の心の中には「このままでは大切なパキラが枯れてしまうのでは……」という、かすかな焦りと強張りが生まれました。

観葉植物にとって、太陽の光は命の源です。直射日光を避けて窓越しの柔らかな光を好むパキラにとって、日中でも薄暗いこの環境はあまりにも過酷に見えました。

思い通りにならない環境の変化(不条理)を前に、私の自律神経もどこか「どう対策すればいいんだ」と警戒アラームを鳴らしていたように思います。

暗がりの中で静かに伸びる、パキラのたくましい生命力

例年なら3月から4月にかけては、暖かい日が増えていくにつれて新芽が出て、大きな葉も目立つようになってくる季節です。

今年は今のところこんな状態に…!

日中でもこの暗さです…
てっぺんの新芽の葉の育ち方が…

「日陰になってしまった今年はどうだろうか」と、おそるおそるカメラを向けてみると……部屋の暗さとは裏腹に、パキラは予想に反してとても元気な姿を見せてくれていました。

柔らかい新芽もちゃんと伸びてきてます!
大きな葉っぱも出てきています!

てっぺんの新芽は少しのんびりとしたペースではありましたが、柔らかい青々とした新しい葉を、静かに、確実に伸ばしていたのです。

パキラは元々、日陰でもある程度育つ「耐陰性」が高い植物。
「太陽の光が足りないからダメになってしまう」と勝手にパニックになっていたのは、人間の頭(交感神経の過緊張)の方だったのだと、パキラの静かな姿にハッとさせられました。

鍼灸師のパキラの育て方|「手をかけすぎない」から育つ、土とお灸の養生。
当院のパキラの育て方をまとめました。陽当たりや水のやり過ぎでの失敗もまとめてます。お灸の灰を利用した草木灰についても書いています。

とは言え、これまでと環境がガラっと変わったのに…不思議だなぁと思ったのですが、もしかすると…と思った事が一つありました。

植物育成ライトを調べて判明した、部屋の「スマートLED」の秘密

このまま日陰の影響でパキラの元気がなくなって枯れてしまうのは嫌だなと思い、何か対策は出来ないかと調べていると観葉植物用のライト植物育成ライト)がある事を知りました。

どうせ院内も暗くなってしまう事だし、明るくする為にも観葉植物用のライトを検討するのも良いかもなぁと思い、色々調べていくとわかりやすく説明されているサイトを発見。

植物育成に使うLEDライトはどう選べばいいの?メリット・デメリットも紹介! | 株式会社ビームテック
近年、LEDライトでの植物育成が増えていることをご存知でしょうか?水耕栽培工場でも、LEDライトを導入しているところが多くあります。LEDライトを使った植物育成はご自宅でも簡単にできるため、ガーデニングや家庭菜園などにもおすすめです。 しか…

こちらのサイトに引っかかる一文が…!

一般的に販売されている白色のLEDライトでも観葉植物などのちょっとした植物であれば十分に育つでしょう。

植物育成に使うLEDライトはどう選べばいいの?メリット・デメリットも紹介!

その記述を目にした瞬間、ハッと自室の天井を見上げました。 実は、部屋の照明には少し前から「スマートLED電球」を導入していたのです。

スマホや音声(アレクサ)で簡単に明るさを調整でき、不在時でも決まった時間に自動で点灯・消灯してくれるため、防犯や暮らしの小さなストレスを減らす「引き算の道具」として愛用していたこのLEDライト。
まさか、このライトが照射していた普段の光が、窓からの太陽光に代わってパキラの足元を密かに照らし、生命力を支えてくれていたとは思いもしませんでした。
特別な専用機具を買い足さなくても、すでに自分の手元にあった小さな工夫が、知らず知らずのうちに大切なものを守ってくれていたのです。

日陰になった影響はちゃんとある…

院内のパキラは今のところ元気ですが、日陰になった事によって外で育てていた観葉植物達はほぼ全滅です…。丸坊主パキラから新芽が出たものも、冬になりまた丸坊主になっていたのですが…そこから復活する事はなくダメになってしまいました。。

【丸坊主パキラ】葉がすべて落ちても大丈夫。根っこが生きていれば、人は何度でも春に芽吹く。
葉っぱが全部枯れたパキラですが、根腐れしていなかったのでそのままにしていたらしっかり新芽が生えてくれました!

開院当初から最後まで残ってくれていたパキラでしたが、一日中日陰状態は流石にダメだったようです。他の挿し木していたパキラも、もれなく全滅です。。
LEDライトの事にもう少し早く気づいていれば対策が出来たかも知れませんが…もう後の祭りです。

外側の光に固執するのをやめ、手元の光を愛でる養生

窓の外の環境が変わり、陽の光が届かなくなった時は「すべてが奪われてしまった」と焦りと不安で胸が重くなりました。
ですが、パキラは室内を照らす普通のLEDライトの光をそっと受け止めて、日陰の中でも静かに、たくましく新芽を伸ばし続けてくれていました。

私たちは日常の中で、思い通りにならない環境の変化や不条理(日陰)に直面すると、つい外側の状況ばかりを睨みつけ、脳を「戦闘モード」にしてすり減ってしまいます。
けれど、少し立ち止まって部屋を見渡してみれば、そこにはすでに自分を支えてくれている「小さな光や工夫」が、ちゃんと存在しているのかもしれません。

外側の状況を嘆くのを一度やめて、今ある手元の光に気づき、静かに根を張り直すこと。 パキラの耐陰性とスマートLEDが教えてくれたのは、忙しない現代社会を生き抜くための、しなやかな養生の姿でした。

🕯️ 環境に振り回されず、自分の内側を調律するお守り
外側の嵐や変化に心をすり減らすのをやめて、自分の内側のコンディション(自律神経)をそっと温めて整えること。プロの鍼灸師が毎晩実践している、お灸を使った小さな調律の知恵はこちらの部屋に置いておきます。
「気のせい」なゆらぎを、お灸でそっと整えて。単なる温熱グッズで終わらせない、せんねん灸の本当の力。
【日常の澱を解く】息苦しい「無菌室」で生きる私たちへ。コンプラ社会の強張りと、自分の軸を耕す養生。

💡 あわせて読みたい:パキラの生命力とリカバリーの記録
葉っぱをすべて失って枯れ木のように見えても、幹さえ生きていれば何度でもやり直せる。パキラが教えてくれる生命力の理はこちらです。
【葉がない挿し木】パキラの挿し木2022年【幹だけの挿し木】

とふ

臨床20年。鍼灸師の目線で、世の中をふんわりと眺めています。
日常のあれこれも、結局は「全部、気のせい(気の状態)」。 そんな風に感じたこと、見つけたことを、気ままに書き留めておく備忘録です。

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