「口コミが50件あっても、最新が古いと0件と同じ」 「検索順位を維持するには、今月も1件の口コミを入れ続けましょう」
ポータルサイトから届くそうした言葉を目にするたび、胸の奥に冷たいモヤモヤ(澱)が広がり、頭を痛めている治療家や個人経営者は少なくありません。
「検索順位を落とさないために、患者さんに頭を下げて口コミをお願いする」 「上位表示をキープするために、毎月高い掲載料(プレミアムプラン)を払い続ける」
目の前の患者さんを癒やすはずの情熱が、いつの間にか「アルゴリズムの機嫌を取るための作業」にすり替わってしまう——。 これは明らかに本末転倒であり、自律神経をじわじわと蝕む現代の過緊張状態です。
「借り物の評価」に命を削る、果てしない消耗戦
東洋医学では、人間の健やかさを支える根本的なエネルギーを「正気(せいき)」と呼びます。 対して、外側の環境や評価、数字に翻弄されて心身をすり減らす状態は、自律神経の警戒アラームが鳴りっぱなしの「上実下虚(じょうじつかきょ)」をもたらします。
ポータルサイトのアルゴリズムという「他人のルール」に乗っかり、上位表示や口コミの数に一喜一憂することは、例えるなら「借り物の庭に、毎月高額な家賃を払って花を飾り続けている状態」です。
サイトの仕様がひとつ変われば、これまで積み上げた評価が一瞬でゼロリセットされる。その恐怖から逃れるために、さらなる課金や数字集めに走る……。 これは、内側の正気(生命力や財産)を外側の虚飾のために消耗し続ける、終わりなき消耗戦に他なりません。
プラットフォームへの課金は「必要最低限」でいい
誤解していただきたくないのは、ポータルサイトやプラットフォームそのものを100%否定したいわけではないということです。 入口としての認知や、最低限の案内板として利用すること(必要最低限のプラン)には、一定の役割があります。
しかし、そこに必要以上の時間や情熱、そして大切なお金を過剰に注ぎ込むのは、あまりにももったいないことです。
私たちが本当に時間とお金を投資すべきなのは、アルゴリズムの手の届かない「自分自身の本質的な資産(アセット)」です。
- 一生消えない、あなた自身の「技術と感性」
- どれほど時代が変わっても残る「自分自身のメディア(ブログや言葉)」
- 目の前の患者さんと泥臭く築き上げた「揺るぎない信頼関係」
これらこそが、東洋医学でいうところの「正気」であり、どんな時代の波が来ようとも倒れない強固な土台(根っこ)となります。
他人の作ったプラットフォーム(借り物の庭)を潤すために命を削るのをやめ、自分の手元に100%残る「自分の庭」をコツコツと耕すこと。これこそが、個人経営における最も賢明で息の長い生き残り戦略なのです。
誠実に仕事をしていれば、アルゴリズムの戦いを降りても大丈夫
「ポータルサイトの評価レースから降りたら、誰も来なくなってしまうのではないか」
そうした不安(予期不安)がよぎったときは、東洋医学のこの大原則を思い出してください。
「正気内に存すれば、邪干すこと能わず」
自分の内側に確かな正気(誠実な仕事、本物の技術、温かい手当て)が満ちていれば、外側のアルゴリズムの変動や不条理なルールという「邪」に脅かされることはありません。
誠意をもって丁寧に患者さんと向き合い、目の前の一人に感動を届けていれば、その信頼は口コミという無機質なデータを超えて、生身の人から人へと深く静かに伝わっていきます。
アルゴリズムの順位などという「虚構の数字」に振り回される必要はありません。 あなたはただ、目の前の患者さんに誠実であり続ければ、それだけで何の問題もなく、十分にやっていけるのです。
画面を閉じ、土の下の「根(正気)」を温める
「今月も口コミを集めなきゃ」 「上位プランに課金しないと置いていかれる」
そんな焦りで頭が重たくなり、偏頭痛のような痛みを覚えた夜は、どうかパソコンもスマホもパタンと伏せてください。
他人の決めたルールにエネルギーを差し出すのを今夜で終わりにし、自分の足元に意識を戻しましょう。
冷え切った自分の足先を自分の手のひらで包み込み、そこに小さなお灸の火をポッと灯す。
カチコチだった頭の熱が、お灸の温もりとともに足元へとすーっと降りていき、お腹の底から「大丈夫だ」という静かな感覚が満ちてくるはずです。
外側の評価レースからそっと降りて、今夜は自分の本質(正気)を深々と温めてあげましょう。
🕯️ 日々を養生する
色々あった一日だけど、今夜は画面を閉じて、自分をいつくしむ「庭師」の時間にしませんか。
臨床20年の私が、毎晩の布団に入る前に実践している、自律神経をふわりと整えるためのお灸の知恵をこちらに置いておきます。

👇 火を使わず、仕事中や寝る前にも一番身軽に使える「貼るだけ」のお守りです。
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